電子レンジで火花が出る原因7つと安全な対処法【使用中止ラインあり】

電子レンジの中で火花が散っているイラスト トラブル解決
電子レンジで火花が出るトラブルをイメージしたイラスト

庫内で「バチッ」「パチパチ」と火花が出たら、まずは安全を確保。原因の多くは金属・焦げ汚れ・部品の劣化です。家庭でできる範囲の確認と再発防止をまとめました。

結論と最短対処

  • 運転停止→扉を開けて電源を抜く(煙・焦げ臭が続くときは換気)。
  • 金属要素の除去:金属縁の食器・アルミ箔・オーブン用金属ラックが入っていないか確認。
  • 焦げ・飛び散りの清掃:庫内をぬれ布巾→乾拭き。水分が少ないと再発しやすい。
  • 雲母板(マイカ板)の確認:茶/黒く焦げている・欠け/破れがあれば使用中止→メーカー/修理相談。
  • 問題が見当たらなければ200ml水テストで再発チェック(短時間)。再度火花が出るなら使用中止。

安全上の注意(使用中止ライン)

  • 内部から火花+焦げ/溶けの痕が残った、異臭が続く雲母板が焦げ/割れ → 以降は使用せず点検へ。
  • 分解・内部清掃は高電圧で危険。自力でカバー/基板には触れない。

2分でできる自己診断フロー

  1. 入っていた物を確認:金属縁食器/アルミ/金属ラック/アルミ蒸着袋はNG。
  2. 庫内の汚れ:油・ソースが焦げて黒ずみ→拭き取り。
  3. 雲母板(側面の小さな板)を目視:焦げ/欠け/膨れがあれば使用中止。
  4. 200ml水テスト:短時間(500W×30–60秒)で火花が再発しないかだけ確認。
金属・焦げ汚れ・雲母板の劣化に注意
金属・焦げ汚れ・雲母板の劣化に注意

原因別の対処

① 金属縁・金属装飾の食器

金や銀のライン、メタリック塗装、取っ手の金属飾りはNG。耐熱ガラス/磁器に変更。

② アルミ箔・アルミ容器・蒸着袋

「レンジ不可」表記の容器やアルミ箔は外す。どうしても使う場合は必ずメーカー指定の方法に従う(基本は使用しない)。

③ 焦げ・飛び散り(炭化物)

ソースや油が焦げて黒くなった部分は電波を吸収してスパーク源に。ぬれ布巾→重曹水で拭き→乾拭き

④ 雲母板(マイカ板)の焦げ・欠け

側面の小窓を覆う薄板。焦げ/欠け/めくれは再発要因。使用を中止してメーカー/修理へ相談(交換は自力不可)。

⑤ オーブン用金属ラックの置きっぱなし

オーブン/グリル付属の金属ラックは電子レンジ加熱では外す

⑥ 空焚き・水分が少ない食品

水分が少ないと局所的に過熱してスパークを誘発。水分を足す・ラップをふんわり掛ける。

再発防止のコツ

  • 容器は耐熱ガラス/磁器に統一。金属縁は使わない。
  • 飛び散りはその日のうちに拭き取り(重曹スチーム→乾拭き)。
  • 雲母板に焦げ跡が出たら使用中止→点検。

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よくある質問

雲母板(マイカ板)ってどこ?

庫内側面の小さな四角い板(色は薄茶〜灰)。ここからマイクロ波が出るため、焦げや欠けがあると再発します。

火花が出たけど一瞬で止まった。使っていい?

原因を取り除いても再発する/焦げ痕がある場合は使用中止。水テストで再発しないか最小限だけ確認を。

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