電子レンジが動かない・電源が入らない原因7つと対処法【ブレーカー・コンセントの切り分け】

電子レンジの電源が入らず動かない様子を表現した写真 トラブル解決
電子レンジの電源が入らないトラブルを表現した写真

スイッチを押しても反応しない、途中で真っ暗になって止まる──そんなときは 家側(電源・回路)本体側 を順に切り分けるのが最短です。安全第一で、できる範囲の応急対処をまとめました。

結論と最短対処

  • 直差しで試す:延長コード/タコ足はNG。壁コンセントに直差し。
  • 別コンセント+別家電で相互チェック:同じ差し口でスマホ充電器などが点くか、レンジは別の差し口で点くか。
  • ブレーカー確認:分電盤の電子レンジ系統/漏電ブレーカーが落ちていないか。
  • 連続使用後なら10分ほど冷却(過熱保護作動の回復待ち)。
  • プラグ/差し込み口の発熱・焦げ痕があれば使用中止

安全上の注意

  • 分解は高電圧で危険。内部ヒューズ/基板の交換は自力で行わない。
  • 焦げ臭・火花・異音を伴う場合は電源を抜いて使用中止

90秒クイック診断(上から順に)

壁のコンセントに直差しでテスト。延長コードは使用しない。
壁のコンセントに直差しでテスト。延長コードは使用しない。
  1. 停電/ブレーカー:分電盤を確認。落ちていれば上げる。頻発するなら回路見直し。
  2. 直差しテスト:延長コード・テーブルタップ使用なら外して壁へ直差し。
  3. 相互チェック:その差し口でスマホ充電器など別家電が動くか→口側OK判定。レンジを別の差し口でも試す。
  4. ドアランプ:ドアを開閉して庫内ランプが点くか(※機種による)。無反応ならスイッチ不良の可能性。
  5. 冷却:連続加熱後なら10分放置→再起動。

原因別の対処

① ブレーカーが落ちている/容量不足

電子レンジは瞬間的に大きな電力を使います。他の高負荷家電(電気ケトル・ドライヤー等)と同じタップだと落ちやすい。専用回路が理想です。

② 延長コード・タコ足配線

細い延長コードは発熱・電圧降下の原因。壁直差し、やむを得ない場合でも定格1500W以上・短尺の製品を。

③ コンセント/プラグの接触不良

差し込みが緩い、触ると熱い/焦げ臭い→使用を中止し、別口で試す。発熱痕があれば電気工事店へ。

④ ドアスイッチの不良

ドアを強く押さえると動く/止まる、ランプが点いたり消えたりするならスイッチ不良の疑い。自力分解は不可、修理見積もりへ。

⑤ 過熱保護(サーモスタット)作動

連続運転で内部温度が上がると一時停止。吸気/排気口を塞がない、壁から数cm以上離す。頻発するなら設置見直し。

⑥ 電源コードの断線/傷み

コードを動かすと通電したり切れたりする、被覆の劣化がある→交換が必要(自力不可)。

⑦ 内部ヒューズ/基板故障

表示/反応が完全に死んでいる場合は内部部品の可能性が高い。使用をやめて修理/買い替えを検討。

再発防止のコツ

  • 壁直差し・専用回路が理想(高負荷家電と共用しない)。
  • 吸排気口まわりのスペース確保・定期清掃。
  • プラグの差し込み具合/発熱の定期チェック。

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よくある質問

ブレーカーは落ちていないのに電源が入らない

別のコンセントに直差しでテストし、コンセント側の不良を切り分けます。それでも無反応なら本体側の可能性が高く、修理見積もりを。

連続使用後に勝手に止まる

過熱保護が作動した可能性。10分ほど冷まして再試行。吸排気口の塞ぎ・壁との距離不足を見直してください。

延長コードでも使っていい?

基本は非推奨。やむを得ない場合でも短尺・定格1500W以上・耐熱性の高い製品を選び、巻いたまま使わないでください。

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