ドアが閉まらない/最後にカチッと掛からない──無理に力をかけると破損します。挟み込みやラッチの汚れなど、家庭でできる範囲の確認から始めましょう。
結論と最短対処
- 無理に押し込まない(ラッチ破損の原因)。
- 庫内の異物・挟み込みを除去:トレー・ローラーのズレ、容器やラップのはみ出し。
- ラッチ周りの清掃:扉フック・受け側(本体穴)に付いた油・食べカスを綿棒+中性洗剤で拭き取り、乾拭き。
- ヒンジの歪みやドア枠の目視ずれが大きければ使用中止→点検。
安全上の注意
- ドアが閉まらない状態で運転は絶対にしない。
- 分解(スイッチやヒンジの内部調整)は高電圧で危険のため自力で行わない。
90秒クイック診断
- トレー・ローラー:受けローラーの向き/欠け、トレーのはめ込みズレを正す。
- 挟み込み:大きな皿・取っ手・ラップのはみ出し、庫内上部の袋の角。
- ラッチ部の汚れ:扉のフック/本体の穴(スロット)まわりを清掃。
- ドアの歪み:上端/下端の隙間が左右で違う→ヒンジの曲がり疑い。
- 子ども安全ロックの誤操作(機種による)を取説どおり解除。
原因別の対処
① 庫内の挟み込み・トレーのズレ
トレーを一度外して軽く洗い、受けローラーを正しい向きに置いてから装着。大皿や取っ手が当たっていないか確認。
② ラッチ(扉フック/受け側)の汚れ・固着
綿棒+中性洗剤で汚れを落とし、乾拭きで水分を残さない。再発しやすい場合は使用後の軽清掃を習慣化。
③ ドアスイッチの位置ズレ
フックを押し込むと一瞬閉まる/開くなど不安定ならスイッチ位置ズレの疑い。分解せず修理相談へ。
④ ヒンジ・枠の歪み
落下/衝撃後に多い症状。隙間の偏りが大きい・こすれる音がする→使用中止し点検。
⑤ パッキンの汚れ(機種による)
柔らかい布で汚れを拭き取り。破れや縮みは交換が必要(自力不可)。
再発防止
- 容量に合った容器を使用(大皿・取っ手の干渉に注意)。
- 使用後はラッチ周りをひと拭き、トレー・ローラーを定期清掃。
- 扉を強く叩いて閉めない(ヒンジ/スイッチの寿命短縮)。
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よくある質問
ドアを押さえると動くけど手を離すと止まる
スイッチやラッチ位置ズレの疑い。清掃で改善しなければ自力調整はせず点検へ。
勢いよく閉めないとカチッとならない
汚れ/摩耗が進行している可能性。強く閉めるのは避け、清掃→改善しなければ修理へ。


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